会計キャリア

【会計士のキャリアパス&キャリアシフト12選】想像以上にバラエティに富む会計キャリアの選択肢

2019-05-04

マリー

海外に住んで働いて《人生の選択肢》が増えました。キャリア、旅行、ロングステイ、人生の選択(仕事、結婚、移住)など、自分らしく生きるTIPSをお届けします。現在、2回目の海外移住(欧州)を計画中。

会計士というと、「細かい数字をチェックする人」というステレオタイプなイメージを持たれてしまうことが多いかもしれませんが、実際には想像する以上に、会計士のキャリアはバラエティに富んでいます。当サイトのマリーも、国際会計士として長く仕事をしてきましたが、外からみるよりもずっと選択肢が多いと感じます。

ここでは、会計士の代表的なキャリアパスとキャリアシフトを整理してみましょう。(キャリアシフトとは、大きなキャリアチェンジではなくて、会計士としてのキャリアを活かしつつキャリアをシフトさせていくキャリア展開の意味で使っています。)

これから会計士・米国公認会計士の受験を考えている方、あるいは会計士としてのキャリアの方向性を思案中の方は、参考にしてくださいね。

当記事は、2019年1月時点の情報を参考にしています。

 

 

 

 

 

資格としての会計士を生かしたキャリアパス

1. 監査法人マネージャー&パートナー

最も代表的な会計士キャリアは、監査法人でのキャリアです。一般的には、公認会計士試験に合格したあと監査法人に入り、そこでキャリアの階段を登っていきます。

最終的には、監査法人の出資者となり、監査法人の「社員」と呼ばれます。(海外では「パートナー」と呼ばれています。)

日本の大手の監査法人は、EY新日本、トーマツ、あずさ、PWCあらたの4つの監査法人で、四大監査法人とも呼ばれます。

国際的にはビッグ4と呼ばれるアカウンティングファームは、ビジネス専攻の学生の就職人気ランキングで高い人気となっています。日本では、そこまでの人気はないようですが・・・。

 

2. 内部監査のスペシャリスト

監査には、第三者としての外部監査のほかに、企業の組織内で監査する内部監査があります。最初は会計士として外部監査からはじめて、途中で内部監査へ移るというキャリアがあります。

具体的には、監査法人から企業の内部監査部へ転じたり、監査法人系のコンサルティング部門で、内部監査のスペシャリストとして内部監査のサポートを企業に対して提供します。

内部監査部があるのは大企業である場合が多く、内部監査をするために全国や全世界を巡るなどが必要となり、出張が多い傾向にあります。

内部監査の専門家として、公認内部監査人(CIA: Certified Internal Auditor)という国際資格の取得を考える人も多いようです。

USCPA試験の予備校として知られているアビタスで、公認内部監査人(CIA)の試験コースが設けられています。

 

3. 会計士として独立開業

組織に勤め続けるのではなく、会計士として独立して公認会計士事務所を開いたり、会計士が数人で協業して監査法人をスタートさせるケースです。親の会計事務所や税理士事務所を継ぐケースもあるかもしれません。

会計事務所の場合には、税務に関わることも多いので、税理士登録をする場合が多いでしょう。(会計士は税理士登録をすることができます。)

税理士業界の高齢化が進んでいるので、「税務に強い会計士」にはいろいろな可能性があるといえるでしょう。

 

4. 会計・財務コンサルタント

監査法人で数年キャリアを積んだのちに、会計・財務分野のコンサルタントとしてキャリアを積んでいくケースです。

具体的には、経営コンサルティング会社監査法人系コンサルティング会社やへ移って、コンサルタントとしてキャリアを積んでいきます。会計士としての知識&経験をベースに、企業に対して会計&財務分野のアドバイスを提供したり、会計プロジェクトに参画したりします。

監査とは違って、いろいろな案件に関われる点が魅力ですが、いつも新たな案件を獲得して売り上げに貢献していく必要があるので、営業力もより重要になってきます。

 

企業の経理財務部門での会計キャリアパス

5. 企業の経理財務の専門職・管理職

会計士の資格を取得後に、企業へ転じて、経理・財務の専門職または管理職としてキャリアを積んでいくケースです。大企業であれば、海外赴任のチャンスもあるでしょう。

会計士資格があることで、企業内スペシャリストとして社内でのキャリアにも独自色を持たせることが可能となります。本人の資質によっては、経理財務担当役員なども視野に入ってきます。

自分が興味をもてる業界へ移ることで、キャリアの展望が新しく見えてくるでしょう。会計専門家として自分の専門業種になるので、監査法人から最初に移るときの業界選びは、じっくり考えるようにしましょう。

 

6. 外資系企業コントローラー

会計士の資格を取得後に、日本にある外資系企業へ転じて、シニアアカウンタントマネージャーコントローラーというようにキャリアを積んでいきます。日本の会計基準だけでなく、国際会計基準米国会計基準への理解も必要となります。

外資系企業であれば、日本だけでなくアジア地域全般を担当するコントローラーになっていくチャンスもあります。責任は大きくなりますが、収入もぐっと増えてくるでしょう。

外資系企業や海外で会計専門職としてキャリアを積んでいくには、USCPA(米国公認会計士)資格の取得がおすすめです。実際に多国籍企業や海外で仕事をしてみると、昇進や転職などのキャリアの展開において、USCPA試験合格だけでなく「USCPAライセンス取得をしておいてよかった」というシチュエーションが多くあります。

 


 

会計士という資格に加えて英語力を磨けば、キャリアの長期間にわたって年収はぐっと増えてくるでしょう。英語力と年収については、以下の記事も参考にしてください。

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7. 大企業・外資系企業・ベンチャー企業のCFO

企業でキャリアを積んでいく場合には、マネジメントへと昇進してCFOへなる人もいます。

内部昇進でCFOになる場合と、転職をして新たにCFOになる場合があります。企業によっては、経理財務分野だけでなく、人事総務やITを含めたバックオフィス全般の総責任者となる場合もあります。会計専門職というレベルを超えて、マネジメントとしての資質とスキルが要求され、経営にかかわる責任も大きいものになってきます。

監査法人のパートナーと並んで、会計キャリアのひとつのゴールともいえるでしょう。

 

8. 国際機関のファイナンス専門職

一般的な企業ではなくて、国連などの国際機関のファイナンス専門職へ転じるケースもあります。国際機関への就職は難関と言われていますが、資格と語学力をベースにしっかりとした経験を積むことで、国際機関への転職が視野に入ってきます。

会計のバックグランドを活かした国際的なボランティア活動などの実績も、国際機関へ転じる際にや有利にはたらくでしょう。

外務省の国際機関人事センターで、国際機関の空席ポストの案内や、国際機関への就職ガイダンスなどのサポートを提供しています。

 

 

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会計資格&会計キャリアを生かしたキャリアシフト

9. 大企業・外資系企業の経営企画室

アカウンティングの実務ではなく、予算や経営計画に携わる経営企画コーポレートプランニング部門でのキャリアを積んでいくケースです。

会計畑の出身ということで、損益計算書だけでなく貸借対照表やキャッシュフローについても深い理解があることが強みになります。そこから、企業の役員へなっていく道にもつながります。

経営部門により深く関わるステップとして、国内外のMBA(経営学修士)を取得したり、海外の短期のエグゼクティブMBAコースなどをとるケースもあります。

 

10. 経営コンサルタント

会計・財務コンサルタントから、さらに幅を広げて、経営コンサルタントとしてキャリアを積んでいくケースです。

非常に高いコンサルティング能力とコミュニケーション能力が要求されますが、会計バックグランドを生かしつつ、変化に富むやりがいのあるプロジェクトに参画できるという点では、会計キャリアのなかで最も面白みのあるキャリアパスといえるかもしれません。

そのぶん、小手先でない本物の能力とスキルが要求される点も特筆されます。

 

11. CEO

会計士としてCFOとなったのちに、CEOとなる場合も結構あります。キャリアの半ばでCEOとなると、多くの場合、その後は経営者としてキャリアを積んでいくことになります。

日本ではあまり多くないかもしれませんが、マリーの元のアメリカ人上司やオーストラリア人上司は、コントローラー⇒CFO⇒CEOというキャリアを歩んでいます。海外では珍しくないようです。

 

12. 起業

会計士としてさまざまな経験をベースに、起業をするケースです。

多くのビジネスを見てきていることで、直接に会計に関係のない分野であっても、会計の知識&経験があることで、一般的な状況よりも起業へのハードルが下がると考えられます。会計士であることをベースに、研修ビジネスや人材ビジネスなどで起業するケースも、比較的多くみられます。

人生100年時代と言われるようになり、キャリアの前半は監査法人や企業に属してキャリアを積み、キャリアの半ばや後半で組織にどっぷりの状態から離れ、コンサルタントや起業を志すというケースが増えてくるかもしれません。

 

まとめ

会計士としての代表的なキャリアパス&キャリアシフトをご紹介しました。

「ビジネスの数字を理解できる」ということは、ビジネスの世界では強い武器になるので、監査という限られたフィールドだけでなく、地域的・業種的・職種的・ワークスタイル的のどれをとっても、会計士としてのキャリアの可能性バラエティに富んでいるといえるでしょう。

当記事が、これから会計士を目指す方、会計士としてのキャリアの新天地を模索している方の参考になれば幸いです!

 


 

上記でも少し触れましたが、会計士を目指そうと考えるとき、日本の公認会計士だけでなく、米国公認会計士も選択肢として検討してみてください。というのは、USCPAは競争試験の性質が強い日本の公認会計士試験と違って、合格点に達すれば合格する絶対試験であるので、努力をすれば着実に合格を目指せるからです。

試験準備については、「日本人が効率的に学べるプログラム」「長年CPAスクールとして学校運営されている信頼」という点から、「アビタス」がおすすめの選択肢です。オンラインで説明会が開催されているので、USCPA資格に興味を持ったなら参加してみるとよいでしょう。

 

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