会計キャリア

【会計キャリアを目指す】20代で会計人へキャリアチェンジする5つの選択肢

2019-05-09

マリー

海外に住んで働いて《人生の選択肢》が増えました。キャリア、旅行、ロングステイ、人生の選択(仕事、結婚、移住)など、自分らしく生きるTIPSをお届けします。現在、2回目の海外移住(欧州)を計画中。

就職してすぐに、あるいは数年たって、「やっぱりこの仕事は自分に合っていない」と確信したときには、キャリアチェンジという選択があります。自分のキャリアの柱となる分野を大きく変えることです。

そのとき、営業職や販売職など経理財務とはまったく異なる職種の人が、新たに会計キャリアを目指すといった状況であれば、どのような選択肢があるかを知ってから、アカウンティングへとキャリアの舵(かじ)をとることが大切です。

短期的な転職だけでなく「中長期的にどのようなキャリアを望んでいるか」を、じっくり考えてから行動へ移しましょう。ただし、下記でご紹介するように、まずは日商簿記2級レベルのスキルを持つことが前提になるので、「日商簿記2級を目指しながら考える」という選択肢もありますから、どうしても辞めたいという状況においては「走りながら考える」という戦略も可能です。

ここでは、20代でキャリアチェンジをして会計キャリアを目指す場合の代表的な5つの選択肢をご紹介しましょう。

当記事は、2019年5月時点の情報を参考にしています。

 

 

 

 

 

20代だからできるキャリアチェンジもある

20代でのキャリアチェンジの場合、会計キャリアへ向けてきちんと資格試験に合格しているという点が、大きなアピール材料になります。資格試験を経て本格的なキャリアチェンジを目指せるのも「20代だからできること」といえます。

ただ迷ってばかりで半年・1年のと年月が過ぎてしまっては、キャリアチェンジのタイミングを失ってしまうので、まずは選択肢を理解するところからスタートしてください。

次のコーナーでは、どのような選択肢が考えられるかを見ていきましょう。

 

20代で会計分野へキャリアチェンジする場合の主な選択肢

選択肢1:日商簿記2級を取得して経理財務職へと転職する

1つ目の選択肢は、日商簿記2級を取得して経理財務スペシャリストを目指すという選択です。

特に、すでに社会人経験を数年経験している方が、キャリアの方向性を会計分野へと変えたいと考えるときに、最も取り組みやすい選択肢です。会計の初学者であっても、数ヶ月で日商簿記3級&2級レベルへ達することは可能なので、「まずは会計キャリアをスタートさせたい」という方におすすめです。

選択肢2~5の本格的な資格を目指す決断がなかなかできない場合にも、仕事をしながら日商簿記3級&2級を取得してみて、勉強しながら自身の適性や気持ちを考えるとよいでしょう。

 

選択肢1のメリット

  • 日商簿記2級は就職転職にで評価:日商簿記は、会計簿記のスペシャリストとして、広く社会に認められている資格です。
  • 短期間で合格を目指せる:学歴や年齢などによる受験資格がないので、誰でもすぐに受験準備に取りかかれます。集中して勉強すれば、簿記の初学者レベルから数ヶ月から半年以内で日商簿記2級を目指すことも可能です。
  • 仕事を続けながら可能:仕事を辞めずに、今の仕事を続けながら日商簿記2級取得を目指すことができます。
  • 費用が比較的かからない:受験準備の勉強方法は、書籍・専門学校・Eラーニングなど、教材も充実しており、後述する他の資格と比較して費用もかかりません。
  • 社内異動などの可能性もあり:ある程度の規模の会社であれば、転職せずに社内で経理財務部門への異動という可能性もあります。

 

この選択肢の留意点としては、経理財務職への最初の転職がハードルになりがちなので、転職活動にしっかり取り組む必要があります。転職に際しては、最初に経理財務を担当する業種は、会計スペシャリストとしての方向性に関わるので、慎重に業種選びをする視点が大切です。

また、仕事のブランクをあけない方がよいので、できる限り仕事を辞めないで簿記3級&2級の資格を取得するようにしましょう。

将来的な展望としては、決算業務・予算や経営企画に携われるように日商簿記1級ビジネス会計検定を取得していくとよいでしょう。転職した企業に海外取引があればBATIC、上場企業であれば財務報告実務検定などを受験して、会計簿記にプラスしていける専門性を磨いていくことで、より幅広いキャリアの展望が開けます。

 

選択肢2:公認会計士資格を取得して会計プロフェッショナルを目指す

 

2つ目の選択肢は、公認会計士資格を目指して会計プロフェッショナルを目指すという選択です。公認会計士試験には学歴などの受験資格がありません。誰でも受験ができるので、学歴や大学での専攻に関わらずに資格を目指すことができます。

20代半ばまでであれば、仕事を辞めて公認会計士試験へ向けて集中して勉強するという選択肢も視野に入ってくるでしょう。

 

選択肢2のメリット

  • 会計専門職として最高峰の資格:会計プロフェッショナルとしてのキャリアを歩んでいくことができます。
  • 四大監査法人への就職可能性:世界でも人気のビッグ4と呼ばれるアカウンティングファームと提携している四大監査法人へ就職すれば、充実した研修キャリアアップの機会を得ることができます。
  • 高い収入への期待:公認会計士としてキャリアを積んでいけば、キャリアに応じた高い年収レベルが期待できます。

 

この選択肢の留意点としては、公認会計士は合格率が約11%という難関資格であるという点です。自分の勉強への熱意や適性を考えて、実現可能性を考える視点が必要になります。また、試験勉強のために仕事を辞めて勉強に集中する場合には、その期間の収入が途絶えるので、予算的に可能かどうかも検討課題になります。

尚、四大監査法人のなかには、公認会計士受験生向けにトレーニー制度を設けているところもあるので、経済的な問題がネックになる場合には、トレーニー制度への応募も検討してみましょう。

将来的には、さまざまなキャリアの可能性へつながります。監査法人だけでなく、将来的に一般企業・外資系企業での会計専門職やマネジメント、会計コンサルタント、ベンチャー企業のCFOなど、いろいろな選択肢があります。キャリアの方向性によっては、米国公認会計士公認内部監査人の資格を取得したり、国際会計基準検定を受験したり、公認会計士としての自分の専門性を深めていくことも必要になってくるでしょう。

英語力をブラッシュアップすれば、国際的なプロジェクトや海外勤務などの可能性も、多くの会計士に開かれています。

 

選択肢3:税理士資格を取得して税務プロフェッショナルを目指す

3つ目の選択肢は、税理士資格を取得して税務プロフェッショナルを目指す、という選択です。まだはっきりとわからなくても、「将来的に独立したいかも・・・」という気持ちがあるのであれば、会計キャリアのなかで税理士が最有力候補になってくるでしょう。

 

選択肢3のメリット

  • 科目合格が可能:税理士試験は5科目ありますが、1科目ずつ受験していくことができます。
  • 働きながら資格を目指す:税理士試験に科目合格をして、会計税務事務所に勤めながら、5科目合格を目指すことも可能です。
  • 独立という選択肢:会計資格のなかで、最も独立に近い資格といえます。

 

この選択肢の留意点としては、税理士試験は、科目ごとの合格率は10%~20%ですから、1科目ごとに進めていると、合格までに長い期間がかかるリスクがあります。仕事を辞めて受験勉強に集中することが可能であれば、専業で勉強して短期合格をめざすという道もあります。

将来的には、会計税務事務所勤務や税理士として独立という道に加えて、四大監査法人系の税理士法人で国際税務や移転価格税制などの税務プロジェクトに携わっていくというチョイスもあります。外資系企業や日系グローバル企業で企業内税理士として働くという選択肢もあります。英語力があると、税理士としてのフィールドが広がるでしょう。

 

選択肢4:USCPA試験に合格して外資系企業や日系グローバル企業へ転職する

 

4つ目の選択肢は、米国公認会計士(USCPA)試験に合格をして外資系企業や日系グローバル企業の経理財務職へ転職をする、という選択です。

USCPAは、日本にいながら取得できる国際資格であり、日本だけでなく国際的なキャリアをめざすことが可能です。公認会計士や税理士と比較した場合、しっかりと受験準備することで合格を確実にめざしていける試験であるという点も、社会人には人気の理由となっています。

 

選択肢4のメリット

  • 国際資格として認知:USCPAは、国際的に会計分野での専門資格として広く認められています。他の国の会計士制度と相互制度もあります。
  • 勉強すれば合格につながる:科目ごとの受験が可能でで、科目ごとの合格率は50%前後です。競争試験ではないので、きちんと受験準備をすることで合格を視野に入れることができます。
  • 仕事をしながら受験可能:多くの人がUSCPAを仕事をしながら受験&合格しています。
  • 高収入が期待できる:英語ができる会計専門職として、キャリアに応じた高い年収を目指すことが可能です。

 

この選択肢の留意点としては、「英語が嫌い」「英語が苦手」という人にはおすすめできない点と、USCPA試験には会計関連科目の単位の取得などの「受験資格を満たす必要がある」という点です。受験予備校で単位取得をサポートしているので、効率的に単位取得ができる方法を選ぶようにしましょう。

転職に際しては、経理財務職を目指す最初の転職のハードルがやや高くなります。転職の戦略を練って、特に英語面接の準備をしっかりして転職活動へ臨むことが大切です。さらに、経理財務職としてどのような業界・業種を目指すかは、今後の長いキャリアに影響する重要な選択になります。

将来的には、日系グローバル企業であれば海外勤務、外資系企業であればコントローラーやFP&A職を経てCFOを目指すというチョイスがあります。専門スキルの他、英語力やコミュニケーション力も重要となってくるので、継続的な英語力のブラッシュアップも大切でしょう。

USCPA試験は、合格率が50%前後の試験なので、しっかり準備することで確実に合格を目指すことができます。

多くの人が、アビタスなどの試験予備校を利用しつつ、仕事をしながら合格しています。試験予備校の無料説明会で、USCPA試験に関する最新の情報を得ることができます。

 

 

選択肢5:USCPA試験に合格して会計コンサルタントを目指す

5つ目の選択肢は、米国公認会計士(USCPA)試験に合格をして、会計コンサルタントを目指す、という選択です。

この選択肢は、これまでの4つの選択肢とは少し性質が異なり、実務として会計キャリアというよりも、会計知識と英語スキルをベースにコンサルタント職としてのキャリアを積んでいこうというものです。現在の業種や職種をある程度活かすこともできるので、キャリアチェンジというよりも、キャリアシフトといった色合いがあります。

 

選択肢5のメリット

上記の選択肢4と同様に「国際資格として認知」「勉強すれば合格につながる」「仕事をしながら受験可能」というメリットは共通しています。選択肢5では、さらに以下のようなメリットが考えられます。

  • 科目合格でも転職活動:状況によっては、USCPA試験の科目合格の段階でも、四大監査法人系のコンサルティングファームなどへ転職活動をすることもできます。
  • 現職での経験を活かせる可能性:コンサルティングファームでの仕事に、例えば金融業界や小売業界などの現在の経験を活かすことができる可能性があります。これまでの経験が無駄になりません。

 

この選択肢の留意点としては、一般的に四大監査法人系のコンサルティングファームでの会計コンサルタント職への応募であれば、「大学卒業であることが前提になる点」「現職での経験をしっかりアピールできる必要がある点」です。さらに、「コンサルタントとしての適性」があるかどうかも、重要な考慮ポイントになります。

また、USCPA試験合格をアピール材料にするわけですから、「仕事で使える英語力」があることも前提になります。TOEIC®を受験して、L&Rで少なくとも800点以上(可能であれば900点以上)を取得しておくようにしましょう。

将来的には、「コンサルタントとしての専門性を深める」「英語力を磨く」などで、コンサルティングファームにおけるキャリアを究めていく道や、日系グローバル企業や外資系企業の経営企画部門への転身なども選択肢になってくるでしょう。

上記でご紹介したアビタスのサイトでは、USCPAを利用したさまざまなキャリアの例が掲載されていますから、参考にしてください。

 

 

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まとめ

このように、20代であれば、会計キャリアのメインストリームへのキャリアチェンジが可能です。

方向性を決断したら、なるべく早くに行動することが、20代という若さを活かして新たな会計キャリアへと踏み出していくことができます。

当記事が、20代でアカウンティング分野へキャリアチェンジを考えている方の参考になれば嬉しいです!

 


 

どうしても迷ってしまう場合には、しっかり立ち止まって考えましょう。

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