営業やマーケティング職においては、英語力があれば、単に年収アップをめざせるだけでなく、外資系企業の日本支社のマネジメントやアジア地域担当として、活躍の場が大きく広がります。
英語力は幸せな人生&キャリアにつながる!でみたように、英語力のあるなしで長期間での総年収の差はとても大きいものになり、キャリアのみならずライフスタイルにも大きく影響します。
ここでは、営業・マーケティング職種で英語力があると年収がぐっと増える職種例を見ていきましょう。営業・マーケティング職種で年収をアップさせたいと考えている方は参考にしてくださいね。
当記事は、2019年5月時点の情報を参考にしています。
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英語力があると年収がぐっと増える営業・マーケティング職種の5つの例
年収を比較するとき、その職種の一般的な年収と英語力が場合の年収を比較することで、その傾向を確認することはできます。なかなか同じ前提条件での比較ができませんが、ここでは、傾向を知るために、以下の2つの年収平均額を比較してみましょう。
(A)一般的な求人の平均年収:dodaの職種別平均年収ランキングの該当職種の平均額
(B)英語力がある求人の平均年収:キャリアクロスの求人にある平均年収額または求人例の平均年収金額
(ここでは、2019年5月時点で掲載されている上記の年収情報を参考にしました。)
この両者の比較で留意しなくてはならないのは、英語力という条件を除いても都市部に求人が多い(B)の年収のほうが高いことが予想される点です。その点を留意したうえで、両者の比較を見ていきましょう。
営業ーIT・テレコミュニケーション
(A)一般的な営業ーIT・テレコミニュケーション求人の平均年収:492万円(dodaの営業ーIT/通信の平均年収)
(B)英語力がある営業ーIT・テレコミニュケーション求人の平均年収:804万円(キャリアクロスにある営業ーIT・テレコミニュケーション平均年収)
両者には大きな年収差があります。(B)の都市部&経験年数が多い求人と推定されるので、(A)と(B)の差が一概に英語力あるなしの差と結論づけることはできませんが、外資系企業や日系グローバル企業の大手の求人が多いIT・テレコミュニケーションの営業職では、英語力があることが大きな年収アップにつながると考えられます。
キャリアクロスに出ているIT・テレコミュニケーションの営業職種の求人の特徴としては、年収の上限がとても高いという点が挙げられます。大手グローバル企業による求人だけでなく、中小規模の外資系企業の日本法人の営業職においても、非常に高い年収レンジの求人が多くなっています。
その意味で、IT系の営業職こそ、営業スキルに英語力をプラスすることで、キャリアの可能性を大きく広げることができると言えるでしょう。
一般に、外資系企業や海外企業では、利益を稼ぎ出してくれるセールス部隊への報酬体系が充実しているケースが多くあります。非常に高いコミッションや報償制度によって、売上金額をのばす仕組みが設けられています。
営業スキル&経験と英語力がを兼ね備えることで、日本企業では可能性が小さいカントリーマネージャーなどのトップマネジメントをめざすこともできる点も、大きな魅力です。
営業ーインターネット・広告・メディア
(A)一般的な営業ーインターネット・広告・メディア求人の平均年収:424万円(dodaの営業ーインターネット・広告・メディアの平均年収)
(B)英語力がある営業ーインターネット・広告・メディア求人の平均年収:653万円(キャリアクロス求人にある営業ー広告、メディア、アートの平均年収)
広告・メディア系の営業職においても、英語力があると年収がアップしています。
キャリアクロスに出ている広告、メディア、アート関連の営業職種の求人には、英語だけでなく「中国語のスキルを求めている求人がかなりある」という点が注目されます。また、スタッフレベルからマネジメントレベルまで幅広い経験レンジで募集されているので、「経験年数が浅い段階」で英語力を活かした営業職へ転じたいという場合にもおすすめです。
営業ー食品・一般消費財
(A)一般的な営業ー食品・一般消費財求人の平均年収:443万円(dodaの営業ー食品・消費財メーカーの平均年収)
(B)英語力がある営業ー食品・一般消費財求人の平均年収:703万円(キャリアクロス求人にある一般消費財の営業職の平均年収)
食品や消費財の営業職においても、英語力があると年収がアップしています。
キャリアクロスに出ている食品・一般消費財の営業職種の求人の特徴としては、日本へ進出している外資系の食品や消費財メーカーは、グローバルに展開する多国籍企業である場合が多いという点が挙げられます。そのような企業では、グローバルな基準に基づいた人事制度が充実しており、報酬体系やキャリア体系が世界基準になっているという魅力があります。
広報・IR
(A)一般的な広報・IR求人の平均年収:472万円(dodaの広報/IRの平均年収)
(B)英語力がある広報・IR求人の平均年収:653万円(キャリアクロス求人にあるPR、IRの平均年収)
マーケティングの人気職種である広報・IR職においても、英語力があると年収が大きくアップします。
キャリアクロスに出ている広報・IR職種の求人の特徴としては、日本へ進出している外資系のマーケティング部門の要職として、少数精鋭チームの重要なポジションが多いという点が挙げられます。人気の職種でもあるので、キャリアの早い段階から広報・IRに携わっていくために、マーケティング職種のなかでキャリアを広報・IR職へシフトさせていくという戦略も必要になってくるでしょう。
市場調査・分析
(A)一般的な市場調査・分析求人の平均年収:514万円(dodaのリサーチ/市場調査の平均年収)
(B)英語力がある市場調査・分析求人の平均年収:703万円(キャリアクロス求人にある市場調査、分析の平均年収)
マーケティング職種のなかでデータを扱う職種である市場調査・分析職においても、英語力があると年収がアップの傾向にあります。
キャリアクロスに出ている市場調査・分析職種の求人の特徴としては、データ分析の担当者として経営陣をサポートする経営戦略の鍵となるポジションが多いという点が挙げられます。Excel、Access、SQLのスキル&経験や、データ分析や統計学などテクニカルスキルが求められるポジションも多く見受けられます。英語力をプラスすることで、職域がぐっと広がる面があります。
まとめ
上記の比較から、スキルに英語力をプラスすることで「平均年収で100万~200万円増える」「マネジメントであれば年収で数100万増える」という一般的な傾向がわかります。
長期間にわたる年収差は非常に大きいものになるので、キャリアのみならず「どのような人生を送るか?」という点にも大きな違いをもたらします。
さらに、英語力があることで、営業&マーケティング職種の職域が広さと深さにおいて大きくなるので、「営業職の将来が不安」「マーケティング職の展望が見えない」という場合には、今の経験に英語力をプラスすることを考えてみてはいかがでしょうか?集中して勉強すれば、半年から1年で英語力はぐっと伸びます。
当記事が、営業・マーケティング職種で「年収をアップさせたい」と考えている方の参考になれば幸いです!
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