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【外資系転職向け】外資系企業の特徴を決める10のポイントと5つのタイプ《外資でもかなり違います》

【外資系転職向け】外資系企業の特徴を決める10のポイントと5つのタイプ《外資でもかなり違います》

マリー

自分で永住権を取得してオーストラリア移住した経験あり。海外に住んで働いて《人生の選択肢》が増えました。「外資系転職」「国際キャリア」「海外移住」に関する情報をお届けします。

「外資系企業」とひとくちに言っても、日本には数千にのぼる外資系企業があるので、その特徴は企業によって大きく異なります

そのため、どのような外資系企業でキャリアを積み重ねていくかは、その人のキャリア形成とワークスタイルに大きな影響を及ぼします。

そのため、外資系企業への転職をする場合、「自分はどのような外資系企業を希望しているのか?」を理解して、転職活動をはじめることが大切です。

ここでは、「初めて外資系企業へ転職する方」あるいは「別の外資系企業へ転職しようと考えている方」へ向けて、以下のことをご案内します。

本記事の内容

  • 外資系企業の特徴を決める10のポイント
  • 代表的な外資系企業5つのタイプとおすすめ転職シチュエーション

当ウェブマガジンのマリーは、これまで、さまざまな異なるタイプの外資系企業で働いてきました。求職側としては複数回の転職、採用側としては自分の部門のHiring Manager(採用マネージャー)として数百人の面接も経験してきました。

家族や友人にも外資系で働いている&働いてきた人が多いので、いろいろな経験談を直接・間接に聞いています。

当記事では、このような経験から得た「外資系企業の代表的な5つのタイプ」をご紹介しますので、これから外資系企業への転職活動をする際に、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

当記事は、2021年6月の情報を参考にしています。

 

 

 

 

外資系企業の特徴を決める10のポイント

外資系企業の特徴を決める10のポイント

 

転職エージェントから最初にもらう外資系企業の情報は、かなり限られている場合があります。

しかし、企業のウェブサイト、アニュアルレポート、転職エージェントからの追加情報を通じて、以下の項目のある程度は確認できるはずです。

1. 業種

業種によって、企業のカルチャーはもちろん、社員数や利益率にも大きな違いがあります。

初めての外資系企業への転職では、(マリーもそうだったのですが)たまたま出会った求人情報や紹介された求人ポジションで決めてしまいがちです。でも、最初に入った業種での専門職となっていく可能性が高いので、中長期のキャリアにも大きく関係します。しっかり検討したうえで業種を選びましょう。

大きく分けると、日本に進出している外資系は、以下の5つの業種タイプに類型される場合が多いです。

  • IT:GAFAなどの大手IT企業からベンチャー系までいろいろ。
  • 金融:金融の人はずっと金融でキャリアを積むことが多い。
  • メーカー(製薬、機械、消費財など):「工場や研究所が日本にあるかないか?」も重要な判断ポイントとなる。
  • 小売り:スーパーマーケットのような薄利多売から、高級ブランドや高級車など輸入販売もある。
  • エンタメ・サービスなど:例えば、ディズニーや高級ホテルなどもこのカテゴリ。その分野が好きな人にはおすすめ。

業種については、同業種の転職を積み重ねていくほうが、ポジションアップ(=年収アップ)につながりやすいです。外資系企業への転職活動の際には、自分の希望業種をいくつかに絞って、転職エージェントに伝えておくとよいですね。

 

2. グローバルでの規模・株式の状況

グローバルでの売上高、社員数、さらにその業種での位置づけ(ランク)などによっても、会社のマネジメント体制が大きく異なります。

  • 上場しているか?
  • 上場していても創業者・創業家の影響が大きいか?
  • 非上場で創業者・創業家が支配しているか?

上場会社であっても、創業家の持ち株比率の程度によって、結構カルチャーが違います。(例外はありますが)外資の日本法人に勤めるという視点からは、創業者・創業家の株式比率が小さい会社のほうが、勤めやすい場合が多いですね。

 

3. 日本法人の規模・株式の状況

日本法人の売上高、社員数、さらに海外の親会社の100%子会社であるか・日本の会社との合弁であるかであるかによっても、日本法人社員として働く環境に大きな違いが生じます。

特に社員数は、日本法人のマネジメント体制に大きな影響があります。これについては、次のコーナーでの説明も参考にしてくださいね。

合弁会社の場合には、海外の親会社と日本でのパートナー会社の株式比率が、日本法人のマネジメント体制やカルチャーに影響してきます。マリーも合弁会社で働いた経験がありますが、マネジメントの意思決定が一筋縄ではいかない場合が多いです。一般的には、日本で外資系企業に勤めるのであれば、海外の親会社100%のほうが働きやすいかと思います。

 

4. 日本法人のグローバルに占める割合

日本法人の売上高・利益が、グローバルの売上高・利益に占める割合が大きいと、当然のことながら海外の親会社からの細かくマネジメントされますが、やりがいも大きくなります。

日本法人の位置づけが重要な場合には、日本法人の役職からアジア本部の役職へ昇進するチャンスも大きくなります。

 

5. 親会社の国籍・ Expatの人数

親会社の国籍、つまり米国系、欧州系、アジア系にどれであるかによって、会社のカルチャーやマネジメント体制が影響されます。

また本国から日本に赴任しているExpat(駐在員)の人数が多いか少ないかも、会社の雰囲気に影響を与えます。

一般的には、Expatの人数が多いほど、本国に近いマネジメントスタイルになります。小さい外資系では外国人が一人もいない場合もあります。英語を使って国際的ワークスタイルで仕事をしたい人には、Expat・日本採用にかかわらず、外国人が多い会社を選ぶとよいですね。

 

6. 日本へ進出してからの年数

日本へ進出してからの年数は、どの程度日本に根付いているか?、日本ビジネスにコミットしているか?を判断する一つの指標となります。

古くから日本へ進出している外資系企業の場合には、長く勤めて定年を迎える社員がいる場合もあります。海外企業には定年がない場合が多いので、年齢にかかわらずに勤め続けやすい面があります。

 

7. レポーティング体制(組織体制)

日本法人のレポーティング体制(組織体制)が、

  • 日本法人の社長・CEOをヘッドとするピラミッド型か
  • 部門別に日本法人の部門長は海外の同部門へレポートする事業部制であるか
  • これらを合わせ持った体制であるか

などは、ワークスタイルに大きな影響を及ぼします。

マリーは、上記のいずれのパターンも経験しました。キャリアの後半になるほど、海外に直接レポートする体制が働きやすいと感じるようになりましたね。

 

8.直近の財務的情報

上場会社であれば、財務情報が会社のIR(Investor Relations)のページに出ていますので、直近数年間の財務的情報を確認しましょう。

細かい会計的な内容はわからなくても、以下の5点については確認しておきましょう。

  • 売上高の動向
  • 利益の動向
  • キャッシュフローの動向
  • 借入金の動向
  • 自分が属する部門に関する情報

 

9. 直近の求人情報

ネットで調べてみれば、直近にその企業がどのような求人をしているかが、わかる場合があります。

求人が、事業拡大によるものなのか、社員の離職によるものなのか、できる範囲で情報を集めましょう。

 

10. オフィスの場所と雰囲気

最近では、在宅ワークも増えているので、以前ほどオフィスの場所や通勤のしやすさの重要性は下がっているかと思います。

しかし、オフィスのエリア・ビル・社内の内装などを見ることで、その会社が「働く環境」をどの程度重視しているか?を判断するひとつの指標になります。

 

代表的な外資系5つのタイプとおすすめ転職シチュエーション

代表的な外資系5つのタイプとおすすめ転職シチュエーション

 

ここでは、外資系企業の日本法人を、代表的な5つのタイプに類型します。

必ずしも、すべての外資の日本支社がこの5つのタイプに類型されるわけではありませんが、タイプによってキャリアの可能性やワークスタイルは大きく異なります

転職活動の際には、「この会社はどのタイプに近いかな?」と考えることで、「自分が今回の転職で望む転職先であるか?」を判断するひとつの指標にしてくださいね。

【外資系企業の5つのタイプとおすすめ転職シチュエーション例】
(スマホの方は横スクールできます。)

 おすすめの
転職シチュエーション例
日本法人の社員数業種Expat人数雰囲気
1キャリアアップ転職数百人~千人以上IT系、金融系多い多い外資系そのもの
2初めての外資転職千人以上主としてメーカー
小売、サービス
ある程度多いほどほど外資系
3状況により
初めての外資転職におすすめ
数百人程度いろいろある程度多いいろいろ
4マネージャー未満にはおすすめしない百人以下いろいろ少ないいろいろ
5特に初めての外資転職にはおすすめしないいろいろいろいろ(合弁会社)少ない複雑

 

初めての外資系転職であれば、2番か3番のタイプをおすすめします。(3番のタイプは、研修が充実しているか、あるいは新卒や転職者のサポートがしっかりしている会社であるかをよく見極めてください。)

1番のタイプは、少なくとも専門スキルあるいは英語力のどちらかには自信があるならば、初めての転職でも大丈夫と思いますが、そうでないならば、ステップアップの外資系企業転職におすすめします。

小さな外資系企業、合弁会社は、初めての外資系企業転職にはおすすめしません。特に4番の小さい外資系企業の場合、仕事や上司が合わない場合に、社内で他の選択肢がないので、リスクが高いといえます。慎重に判断をするようにしてください。反対に、大きな日本法人よりも、個人に任させる責任も大きく、企業によっては収入もかなり高いケースもありますから、ある程度経験を積んだマネジメント層の転職におすすめです。いずれにしても、ハイリスク・ハイリターンと言えます。

 

マリー自身は、1番、2番、4番、5番の経験があります。マリーの夫や妹も外資系で働いてきましたが、夫は1番、3番、5番、妹は1番の経験があります。他の友人たちを見ても、若いうちは1番・2番、その後は役職があがって3番・4番というパターンが外資系でのキャリアパターンとして幸福度が高いような印象です。あくまで個人的な印象ですが、参考までに。

 

 

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まとめ:外資系も千差万別!自分に合う見つける選択眼をもとう

外資系企業とはいえ、さまざまな会社があります。

特に、初めての外資系企業への転職、あるいは2回目の転職においては、業種や企業選びは、その後のキャリアに大きな影響を及ぼす重要や選択になります。

転職活動にあたっては、上記でご紹介した10のポイントをチェックして、「自分が求めている外資系企業であるか?」を冷静に見極める選択眼をもつようにしてくださいね。

慣れてくると、求人の内容を見るだけで、ある程度「自分が求めている会社か、そうでないか」は判断できるようになってきますよ。

当記事が、「外資系企業へ転職しようと考えている方」の参考になればうれしいです!

 

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