日本においても、コンピューターで受験するIELTS(Computer Delivered IELTS:CDI)が、本格的に始まり、少しずつ受験できる会場も増えています。
従来からあるペーパーでの試験と特徴が異なる面があるので、どのような点を留意して受験すべきか気になりますね。
この記事では、CDIに興味をもつ方へむけて、以下のことをご説明します。
本記事の内容
- コンピューターで受験するIELTS(CDI)を受験できる場所
- CDIの特徴とは?
- CDIのメリットとして考えられること
- CDIのでデメリットとして考えられること
これからIELTSのCDI試験を受験しようと考えている方の参考になれば幸いです。
当記事は、2021年6月時点の情報を参考にしています。(初投稿は、2019年7月です。)
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コンピューターで受験するIELTS(CDI)を受験できる場所
日本では、コンピューターで受験できるIELTS(CDI)を提供しているテストセンターは限られています。
下記のテスト運営団体のサイトにある情報をまとめると、以下の都市でCDIを受験できます(2021年6月現在)。
- 東京
- 大阪
- 京都
- 名古屋
東京と大阪は、複数の会場があります。
受験料は、以下の通りとなっています。
- ブリティッシュ・カウンシルとIDP公式テストセンターからの申込み:1回26,400円(消費税込み)
- 日本英語検定協会からの申込み:1回25,380円(消費税込み)
詳しい場所と日程は、下記のサイトから確認できます。
CDI受験の最新情報と申込み
- ペーパーベースまたはコンピューターで受験するIELTS(ブリティッシュ・カウンシル)
- CD IELTS(シーディーアイエルツ)(日本英語検定協会)
- コンピューターで受験するIELTS(IDP公式テストセンター)
コンピューターで受験するIELTS(CDI)の特徴
IELTSをコンピューター受験するにあたって、理解しておきたい基本的な特徴を整理しました。
- 試験内容、採点基準、試験時間は、従来のペーパーベースのIELTSと同じです。
- 成績証明書の発行は、試験日から7日目に発行&郵送されますので、従来のペーパーベースの試験よりも早いタイミングです。
- コンピューターを使って行われるのは、リスニング・リーディング・ライティングの3セクションです。
- スピーキングは、従来とおりに試験官との対面形式のテストです。
多くの受験生にとっては、一番大きな違いは、ライティングをコンピューターを使ってタイプして書ける点になるかと思いますが、次のコーナーで見るように、考え得るメリット・デメリットがあります。
コンピューターで受験するIELTSのメリット&デメリット
一般的に考えられるメリット&デメリットとしては、以下が考えられます。
【CDIでメリットとなり得ること】
- リスニング:ヘッドフォン利用となるので、教室でのリスニングよりもサウンドがクリア。
- リーディング:コピペを利用して回答できる部分は、タイピングミスを減らせる。
- ライティング:タイピングに慣れていれば早い。ワード数がカウントされる。修正・編集もしやすい。字の汚さを気にしないで済む。
- 全般:画面上に残り時間が表示される。試験結果がペーパーテストより早くわかる。
【CDIでデメリットとなり得ること】
- リスニング:問題用紙にメモをとることができない。
- リーディング:画面で長文を読むことに慣れていない読みづらい。問題用紙にメモをとることができない。
- ライティング:タイピングのスピードが影響する。
このように、コンピューター試験には、一般的に考えられるメリットもデメリットもありますが、大切なことは、自分にとってメリットが大きい方を選ぶことです。
そして、コンピューターでの受験で行くと決めたら、試験対策でコンピューターを使った訓練をしておくことが必須となります。
IELTSスクールの講師の方が、コンピューターベースのIELTS受験について、とてもわかりやすいコラムを書いています。その内容はとても具体的なので、コンピューターベースのIELTSに興味がある方には、一読をおすすめします。
コンピューター版IELTS:CDIとは(リンゴ・エル・エル・シー)
こちらのスクール(リンゴ・エル・エル・シー(Lingo L.L.C.))については、下記の記事でもご案内していますので、あわせた参考にしてください。
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まとめ:特徴を理解してメリット多ければ《CDIで受験》しよう
コンピューターで受験するIELTSは、特に「ヘッドフォンでのリスニングを好む方」「手書きのライティングに苦労していた方」にとっては朗報です。
利用できるエリアであれば、コンピューター受験の対策をしたうえで、受験してみるとよいでしょう。
当記事が、コンピュータで受験するIELTSに興味を持った方の参考になれば幸いです!
「目標のIELTSスコアを絶対に取得したい」という状況においては、勉強法・学習法の選択が重要です。下記の記事も参考にしてくださいね。
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