海外移住

【海外移住ベーシック①】海外に住んでいる日本人総数の推移《30年で2.4倍増加》

【海外移住ベーシック①】海外に住んでいる日本人総数の推移《約30年で2.4倍に増加》

マリー

自分で永住権を取得してオーストラリア移住した経験あり。海外に住んで働いて《人生の選択肢》が増えました。「外資系転職」「国際キャリア」「海外移住」に関する情報をお届けします。

「海外移住をしようかな」と考えて実行に移すときは、それぞれの個人のミクロ的な判断になりますが、ここではまず統計的に得られるマクロ的な情報を整理しておきましょう。

「一時滞在なのか永住なのか?」「どこの国&都市へ移住するか?」を決めるときの参考になります。

当記事では、海外移住を考えている方へ向けて、以下の情報をお届けいたします。

本記事の内容

  • 海外に長期で住んでいる日本人総数の推移
  • 海外に長期で住んでいる日本人の内訳(長期滞在者か永住者か)
  • 海外に長期で住んでいる日本人の全人口に対する比率

当ウェブマガジンの編集長マリーは、かつて自分自身が永住ビザをもってオーストラリアに滞在していました。

現地では会計士として仕事をする傍ら、移民エージェントの資格を取得。日本からオーストラリアへ移住する方々への相談を受けていたこともあって、当時から「海外移住」という人々の動きに興味を持っていました。

当シリーズ「海外移住ベーシック」では、様々な理由により「海外に長期滞在したい」「海外の永住権取得も視野に入れている」という方々の参考になるように、海外移住の一般的な基礎知識について数回のシリーズ記事にてお届けします。

当記事は、2021年6月の情報を参考にしています。

 

 

 

 

海外に長期で住んでいる日本人総数の推移

まずは、外務省による「海外在留邦人人数調査統計」から、海外にいる日本人の総数の推移を見てみましょう。

この調査統計では、海外に3ヵ月以上在留している日本人の数を調査してまとめています。

《外務省「海外在留邦人数調査統計」のデータより筆者作成》

 

海外在留日本人の数は、1989年(平成元年)には約58万人でしたが、2019年(令和元年)には約141万人となりました。(ずっと右肩上がりで増加をしてきましたが、2020年(令和2年)は、特殊な状況の影響を受けて減少となりました。)

2020年の特殊な状況を除けば、海外に在留(長期滞在または永住)している日本人は、平成の約30年間で約2.4倍となったわけです。

141万人というと、県サイズでいえば、だいたい滋賀県141万人山口県136万人の人口にあたる人数です。

滋賀県は、2020年の都道府県の人口ランキングでは、全47都道府県で第26位ですから、だいたい中堅サイズのひとつの県の人口がそのまま海外に在留していると考えることができます。

人口が一番少ない県である鳥取県の人口は約55万人。これと比較すれば、海外在留の日本人は、鳥取県人口の2.5倍もいることになります。

これが「多いと感じるか、少ないと感じるか」は、個人によって印象は異なると思いますが、少なくとも、海外に在留している日本人は、日本人が存在している「サイズ」としては、決して少なくない数であるといえるでしょう。

 

海外に長期で住んでいる日本人の内訳

外務省の統計では、海外在留の日本人は、以下の2つのグループに分かれます。

  • 海外長期滞在者:海外に3ヵ月以上にわたって在留している日本人:永住ビザ以外のビザで海外に長期滞在している全ての日本人
  • 海外永住者:海外に永住している日本人:居住国の永住権(永住ビザ)を取得して海外に住んでいる日本人

従来は、居住国の市民(国籍を持っている人)あるいは居住国の永住権を持っている人と結婚することにより、新たに永住権(家族移住)を取得する場合が、このグループの代表的な状況でした。

近年は、各国の移民政策によって、国によってさまざまな方法により永住ビザを取得することが可能となっており、その代表的なものは、スキル移住・投資移住、事業移住などによる方法です。詳しくは、次回以降のシリーズにて解説します。

これらの2つのグループの内訳と推移は、以下のグラフで表されます。

《外務省「海外在留邦人数調査統計」のデータより筆者作成》

 

1989年(平成元年)から2020年(令和2年)まで期間に、海外長期滞在者と海外永住者は、以下のように推移しました。

海外長期滞在者:約34万人(1989年)⇒ 約83万人(2020年)約2.4倍

海外永住者:約25万人(1989年)⇒ 約53万人(2030年)約2.1倍

どちらも着実な漸増を継続していますが、海外赴任、留学、ワーホリ、ロングステイなど、長期滞在の状況が多様になっていることを反映して、海外長期滞在者の増加率が大きくなっています。

また、2020年は特殊な状況であったにもかかわらず、海外永住者は前年と比較して、およそ1万1千人ほど増加しました。

 

 

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海外在留の日本人の全人口に対する比率

次に、海外に在留している日本人(海外長期滞在者と海外永住者)の、日本人の全人口比に占める割合の推移を見てみましょう。

《外務省「海外在留邦人数調査統計」のデータより筆者作成》

 

海外在留邦人の日本総人口に対する比率


2020時点において、海外在留日本人(海外長期滞在者と海外永住者を合わせた人数)の日本総人口に対する比率は、約1.1%でした。

日本人でありながら「住む場所は別の国」という層が全日本人の1%強存在しているわけです。

過去と比較してみると、海外在留日本人は、1989年(平成元年)の0.48%から、約30年間で2.3倍増加しています。

今後、日本の人口は減少していくにもかかわらず、海外在留日本人のトレンドは増えていくことが予想されるので、全人口に対する海外在留日本人の比率は、さらに増加傾向が続くと予想されます。

 

海外永住者の日本総人口に対する比率

2020年時点において、海外永住者の日本総人口に対する比率は約0.4%。人数にして約53万人でした。

性別の内訳は、男性が約20万人、女性が約33万人。女性が多いのは、外国人と結婚して現地に永住しているケースが多いからと想定されます。

直近10年間でみると、2010年の海外永住者は約38万人でしたから、10年間で約15万人(約4割)増えたことになります。

 

まとめ:海外長期滞在者&海外永住者は継続して増加中!

このように、日本人で長期で海外に住んでいる人は、過去30年間に2倍以上となっています。

特に、海外永住者は、過去10年間で4割アップとなっています。

本格的に海外に長期滞在をして、人生の活路を海外に見出している人が増えつつあるといえるでしょう。

当記事が、海外移住を考えている方の参考になれば幸いです!

次回の海外移住ベーシック②では、海外に長期で住む日本人が、どの国&どの都市に多く滞在をしているのか、詳しくご紹介します。

 

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