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【海外移住ベーシック②】日本人の海外移住先はどこ?《海外在留日本人の国別・都市別のデータ》

【海外移住ベーシック②】日本人の海外移住先はどこ?《海外在留日本人の国別・都市別のデータ》

マリー

自分で永住権を取得してオーストラリア移住した経験あり。海外に住んで働いて《人生の選択肢》が増えました。「外資系転職」「国際キャリア」「海外移住」に関する情報をお届けします。

前回の海外移住ベーシック①では、「海外に長期で住んでいる日本人総数が過去30年で約2.4倍に増えたこと」や「海外永住者が直近の10年で4割も増えたこと」をお伝えいたしました。

今回は、このように増加した「海外在留の日本人がどこにいるのか?」を見ていきましょう。

本記事の内容

  • 海外在留の日本人が住んでいる国別の人数(上位25ヶ国)
  • 海外在留の日本人が住んでいる都市別の人数(上位25都市)
  • 海外在留日本人の長期滞在者と永住者の割合(上位25ヶ国)

海外の地で、日本人コミュニティに属す属さないにかかわらず、日本人の人数は、「領事館のサービスの受けやすさ」「日本食や日本製品の現地での購入のしやすさ」などを通じて、暮らしやすさに影響します。

当記事でご紹介する「日本人が長期で住んでいる国や都市の情報」を、これから海外移住先の国や都市を決めようという方は、ぜひ参考にしてくださいね。

当記事は、2021年6月の情報を参考にしています。

 

 

 

 

海外に長期で住んでいる日本人の国別の人数

前回と同じく、外務省による「海外在留邦人人数調査統計」から、海外在留日本人の地域別の動向を見ていきましょう。

2020年の海外在留日本人の上位25ヶ国の人数は、以下の通りとなっています。

《外務省「海外在留邦人数調査統計」のデータより筆者作成》

国別でみると、米国が一番多くて約43万人(全体の約31%)、つまり海外在留の日本人の3人に1人は米国に在留しているわけです。

次に多いのが、中国が約11万人(約8.2%)、オーストラリア約9万8千人(約7.2%)、タイ約8万1千人(約6.0%)、カナダ約7万1千人(約5.2%)となっており、これらの上位の5ヶ国で全体の約6割を占めます。

 

海外に長期で住んでいる日本人の国別の推移


下の表は、2020年時点での海外在留日本人が多いトップ25ヶ国にについて、2013年(平成25年)から2020年(令和2年)までの推移を表したものです。

《外務省「海外在留邦人数調査統計」のデータより筆者作成》


上記からは、以下のことが見てとれます。

多くの国で、在留の日本人が漸増していましたが、2020年は特殊な状況のために、やや減少しました。

中国、英国、南米各国においては、それ以前より毎年少しずつ減少しています。

2013年~2020年で見たときの増加率の高い国としては、ベトナムオランダ台湾マレーシアメキシコ、などが挙げられます。これらの増加の理由は国により異なりますが、国より海外赴任者と家族、ワーキングホリデー、フリーランス、ロングステイなどが考えられます。

 

 

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海外に長期で住んでいる日本人の都市別の推移


2020年の海外在留日本人の上位25の海外都市圏は、以下の通りとなっています。

《外務省「海外在留邦人数調査統計」のデータより筆者作成》

米国の大都市圏の人数は多いです。米国本土のロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコ、サンノゼ、シアトル、シカゴの6都市、さらにホノルルを加えて米国の7都市が、上位25位に入っています。

東南アジアの大都市からは、バンコク、シンガポール、クアラルンプール、ホーチミンの4都市が、上位25位に入っています。

オーストラリアから4都市、カナダから2都市、ニュージーランドから1都市が、上位25位に入っています。


下の表は、2020年時点での海外在留日本人が多いトップ25の都市圏について、2013年(平成25年)から2020年(令和2年)までの推移を表したものです。

 


《外務省「海外在留邦人数調査統計」のデータより筆者作成》


上記からは、以下の点が見てとれます。

2013年~2020年で見たときの増加率の高い都市には、ホーチミン、ホノルル、トロント、台北、ブリスベン、オークランド、メルボルン、バンコクなどが挙げられます。

特にバンコクは、大都市のなかで増加率が高く、2013年は第4位でしたが、2014年にはニューヨークを抜き、さらに2015年には上海を抜いて、ロサンゼルスに次ぐ第2位となりました。その後も増加を続けて、少しずつ1位のロサンゼルスに近づいています。

米国本土の各都市は全体的に漸減しているものの、ホノルルが増加しているため、米国全体では漸増となっています。

ワーキングホリデーの人気国であるカナダ、オーストラリア、ニュージーランドの各都市は高い増加率で増えていました。

減少が目立つ都市としては、ニューヨーク、パリ、ロンドン、上海が挙げられます。

 

海外在留日本人の長期滞在者と永住者の内訳

ここでは、海外長期滞在者と永住者の内訳は、都市によってどの程度なのかを見てみましょう。

《外務省「海外在留邦人数調査統計」のデータより筆者作成》


長期滞在者と永住者の割合には、「各国の移民制度」や「日本からの移民の歴史」が影響しています。

上記から、全体的な傾向として、以下のことが見てとれます。

米国は、長期滞在者と永住者がほぼ半々です。

 南米は、永住者が大部分を占めます。(日系人と考えられます。)

カナダ、オーストラリア、ニュージーランドは、永住者の方が長期滞在者より多くなっています。(居住国の市民との結婚、スキル移住制度などにより永住者が増える環境が整っていることが理由として考えられます。)

アジア各国の都市は、長期滞在者が多く、永住者は少ない傾向です。海外赴任者と家族が多い点、移民制度的に永住ビザが他地域に比べて一般的ではない点などが理由として考えられます。

 


上記のデータにおいて、皆さんが海外長期滞在や海外永住をお考えの国や都市は、どのくらいの日本人が長期に居住しているでしょうか?

そして、どのような変化をしつつあるでしょうか?

日本人が多ければ、日本人向けのサービスが充実していますので、日本人としては便利な点が多いといえます。また、経済が発展しつつある国、住環境や教育環境が充実していて安全な都市は、やはり滞在の人口が増えています。

日本人の滞在人数と推移の動向は、移住先の国&都市を選ぶときのひとつの指標として参考にしてください。

 

 

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まとめ:日本人の滞在人数は移住先選びのひとつの指標として使おう

海外移住先を自らの意志で選べる状況のときは、さまざまな視点から選ぶ必要がありますが、「日本人がどのくらい住んでいるか?」は、ひとつの指標になります。

特に、上記のデータからわかる「長期で住んでいる日本人総数の推移」は、長期滞在にしても永住権をめざすにしても、参考にして都市選びをしたいですね。

当記事が、海外移住を考えている方の参考になれば幸いです!

次回の海外移住ベーシック③では、長期で海外に住むためのビザの基礎知識について、詳しくご紹介します。

 

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