国際派のキャリア

21世紀を幸せに生き抜くキャリアの視点「実現力・移動力・幸せ感」

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マリー

マリー

自分で永住権を取得してオーストラリア移住した経験あり。海外に住んで働いて《人生の選択肢》が増えました。「外資系転職」「国際キャリア」「海外永住ビザ」に関する情報をお届けします。

人生100年時代と言われるようになり、20代~70代にかけての50年間、あるいはそれ以上の年月を、「何らかの仕事」をしていく可能性が高くなってきました。

いろいろなキャリア理論があってそれぞれに特徴がありますが、ここでは、長いキャリア&人生を幸せに生き抜くための3つの視点「実現力」「移動力」「幸せ感」をご紹介します。キャリアチェンジ、資格取得、国内&海外転職、起業など、当サイトのマリー自身がキャリアのトランジション(変化)を自ら体験しながら感じたこと・学んだことをベースにしています。当サイト「マイアベニュー」のコンセプトにも深くつながっている3つの視点です。

「どのような分野に進もうか迷っている」「キャリアの方向性を変えたい」などと考えている方は、参考にしてくださいね。

 

 

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実現力~自分のもつ資源を生かす

能力を決める3つの要因とは?

一つ目の視点は、「実現力」です。実現力とは、「自分の資源を生かしてやりたいことを実現していく力」と捉えてください。(詳しくは後述します。)

人は、生まれもった才能・体力・環境などが違うので、どのようなキャリア&人生を歩んでいくかについて、いろいろな制限があると思いがちです。

でも、同じ親から生まれた兄弟姉妹、もっと極端に言えば双子であっても、その人生が大きく違う場合があります。また、同じ高校や大学の同級生や、さらに進んで新入社員として同じ会社に入社した同期の仲間であっても、人生のある時点では同じような状況であったはずなのに、その後大きな違うキャリアを歩んでいるケースも多くあります。

つまり、同じような能力や教育を受けた場合でも、さまざまな人生の展開があるのです。

この理由については、イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへが示唆に富むヒントを与えてくれています。この本は、技術経営の分野で多くの名著を著したハーバード大学のクリステンセン教授が、抗がん剤と闘いながらの最後の授業で伝えた「経営戦略を人生指南書へ落とし込んだ一冊」です。

その内容は多岐にわたっているので、ここで詳しいことは記しませんが、この本の後半において紹介されている、企業の能力を3つの要因「資源」「プロセス」「優先事項」で測るように、わたしたち個人の能力も、この3つが組み合わさったものとして捉えてみようという試みは、わたしたちのキャリアを考える上でも、とても参考になります。同書では、この試みを"人生で成し遂げられること、手の届かないことを知るための、洞察に満ちた方法”と表現しています。

  • 資源:与えられた、あるいは自ら獲得した、金銭的、物質的資源、時間、労力、知識、資質、人間関係、過去から学んだことなど。
  • プロセス:新しいことを成し遂げたり、生み出したりするために、もてる資源を使って行うこと。
  • 優先事項:仕事、家族、スポーツ、信仰など、日々決定を下す方法に影響を与えるもの。

「イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ」より抜粋&整理したもの。

 


 

上記でご紹介したイノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへは、大学を卒業していこうという学生向けに書かれた本ですが、世代を問わずに「やりたいことが見つからない」「人生の目的を考えたい」という方にとって、参考になる視点があるでしょう。

 

 

自分の資源を活かしてやりたいことを実現する

ここでは、この考え方を応用して、自分のキャリアの方向性を考えるときに使ってみる方法をご紹介しましょう。

この「資源」「プロセス」「優先事項」を考えることで、キャリアの選択やキャリアチェンジが、自分の「できること」なのか「できないことなのか」を判断する助けになるでしょう。

  1. まず自分の「資源」に注目して、その資源を「どう活かしたいのか?」「どうしたら活かせるか?」あるいは「資源に何が足りないか?」を考える。たとえば、英語力が足りないのであれば、それらを「新たに学ぶことができるか?」あるいは「新たに学ぶことは難しいことなのか?」など、自分の資源を改善できるチャンスを考えます。
  2. 次に「プロセス」に注目して、自分の資源を使って「やりたいこと」「実現したいこと」を考えます。たとえば、自分のITスキルと英語力を生かして、海外のIT企業へ転職して新たなアプリの開発に貢献する、など具体的なキャリアの選択肢を考えます。ここで、資源で足りない部分に気付けば、「資源」に戻り、必要な資源を獲得(スキルを学ぶ、資格をとる)を検討します。
  3. 最後に「優先事項」に注目します。たとえば、将来的には海外転職を考えているものの、たとえば「妻の仕事の関係で当面は日本にいることが優先」⇒海外転職ではなく日本にある外資系企業へ転職する、あるいは「海外転職よりも結婚や出産を先にしたい」⇒転職よりも婚活を先にする、など優先順位に応じた選択案を検討します。必要があれば、「プロセス」へ戻って、自分が実現したいことを考え直します。

 

このようなプロセスは、自分が「できないこと」が明確になってくるので、ある意味でとてもつらい面もあります。でも、反対に「できること」をしっかり浮かび上がらせてくれるという点で、大きなパワーをもつ方法ともいえます。

自分のキャリアの方向性が見えないときに、この方法は、「自分の資源を生かしてやりたいこと」を実現していく力=「実現力」を高めてくれるはずです。「実現力」を意識してキャリアを考えることで、持っている資源を自分らしい方法と優先順位によって最大限に活かせるキャリアへ近づくともいえるでしょう。

ある時点での資源が似ていても、兄弟姉妹・同級生・同僚のキャリアが大きく異なるのは、「資源の改善」⇒「プロセスの選択」⇒「優先事項の確認」が違ってきたことで、長い年月を経て大きな違いになった、ともいえるのです。

持って生まれた自分の資源を活かしやすいキャリアを選べば、「資源の改善」をする必要が比較的に少なくともいえますね。自分自身のオリジナルな「資質」をよく理解することも大切といえるでしょう。

 

移動力~どこへ行っても生きる力をもつ

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生きる場所を選べれば人生の選択肢が増える

二つ目の視点は、どこへ行っても生きていけるという「移動力」です。

「どんな仕事をするか」と同時に、「どこに住むか」は、その人のライフスタイルに大きな影響を与えます。

  • 生まれた街に住み続けるか。
  • 都会に住むか、田舎に住むか。
  • 北国に住むか、南国に住むか。
  • 海の近くに住むか、山の近くに住むか。
  • 日本に住むか、海外に住むか。
  • 海外に住むとしたらどこに住むか。

どれが「よい・悪い」はありませんが、どれが「好き・嫌い」はあるでしょう。

生まれ育つ場所を選ぶことはできませんが、大人になってから、自分の望むライフスタイルを実現しやすい場所を生きる場所として選ぶことは、ある程度は可能です。

いろいろな生きかたが可能となり、「住む場所を選ぶ」「住む場所を変える」ことを主体的に選ぶ人が増えていくでしょう。一つの選択だけでなく、ライフステージに合わせて住む場所を変えていくという選択もあります。

このように、長い人生においての「生きる場所」の選択を主体的に考えるときに、「どこへ行っても生きる力」を持っていることは、人生の選択肢を増やします。それと同時に、「どこへ行っても生きる力」を持っていれば、何があっても生きていけるだろうという自信にもつながります。

どこへ行っても生きる力を持つには?

では、どこへ行っても生きる力をもつためには、どうしたらよいでしょうか?

ここでは、どこへ行っても生きる力、つまり「移動力」を高めるための3つのポイントをご紹介します。

  • 場所を変えても使いやすいスキル:どこでも需要が見込めるスキルを持ち、かつその職種の経験があれば、新しい場所でもキャリアを継続していける可能性が高くなります。
  • 仕事で使える英語力・語学力:日本語以外に、英語力、さらにもう一か国語できれば、仕事を得ることができる場所・国の選択肢が増えます。
  • セルフブランディング:自分のスキル・経験・コミュニケーション力などを含めた自分のユニーク性を高めるセルフブランディングを心がけます。

職種を変えることはむずかしい場合でも、仕事に使える英語力をもつことで、移動性を高めるだけでなく、キャリアの幅を広げることにつながるでしょう。

多くの仕事においては、「仕事で使える英語」はネイティブレベルになる必要はありません。だから、大人になってからでも、集中して取り組むことで仕事で使える英語力をつけることは、十分に可能です。

 

 

 

 

幸せ感~自分が幸せと感じてこそ・・・

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自分の気持ちをプラスにしてくれる仕事

三つ目の視点は、自分が幸せだな~と感じる「幸せ感」です。あるいは「幸せ感」に近づくことです。

どんなキャリアや人生を歩んでいこうとも、他人の尺度ではなく、自分の尺度で「幸せ感を感じる仕事」「気持ちがプラスの方向になる仕事」を選ぶことが大切です。ここを見落としてしまうと、「日々の幸せを感じられない」「何度も転職をしてしまう」といったアンハッピーなループに入りがちです。

今は、インターネットを通じて多くの情報を入手できる反面、その価値判断までネットから得られる情報でしてしまいがちです。他人尺度ではなく、「自分の気持ちを動かすものは何か?」「自分の気持ちが沸き立つのはどんなときか?」などを自分自身でよく考えて、自分尺度でキャリアを選ぶことが、「やりがいがあるな~」「自分を活かしているな~」というキャリアでの「幸せ感」につながります。

 

「できること」だけで決めない

「できること」であっても、それは自分にとって「楽しくないこと」かもしれません。特に、持って生まれた能力が、どちらかといえば「広く」ある人は、キャリアの初期で考える「できること」が多いので、幸せな悩みともいえるかもしれませんが、注意が必要です。

「できること」であっても、他人尺度や収入を基準に考えてしまい、自分にとって「幸せ感」を感じにくい仕事を選んでしまうと、自分にとっては楽しくない仕事を延々と続けてしまうリスクがあります。

仕事をしている時間はとても長いので、仕事において「幸せ感」を感じる要素があることは、とても重要です。どんなに高給の仕事でも、「幸せ感」がなければ、その仕事は労働時間を切り売りした対価にすぎず、高給の待遇であっても、それは気持ちをマイナスからゼロの状態に持っていってくれるだけです。

時間を切り売りしている間は、いつも「辞めたい」と思ってる状況が続き、心が楽しい「プラスの状態」にはなりません。自分が「幸せ感」や「充実感」を感じることができる仕事をすること、そのような仕事へシフトしていくことは、「キャリアの質」「人生の満足感」に大きな影響を与えるのです。

極端な例としては、医学部へ進んで「医師」になったのに、仕事を通じての「やりがい」は感じても「幸せ感」を感じることができない、という深刻なケースがあります。これは、「できること」や「収入基準」だけで、キャリアを選んでしまったからです。

このような場合でも、「医師」を活かしてのキャリアシフト(たとえば研究者・教育者になる、国際機関に勤めるなど)をすることで、キャリアを好転されることができる道があります。

 

自分の「人生の目的」「生きがい」を考えよう

自分尺度で判断するには、自分自身に向き合って自分の「人生の目的」を深く考える必要があります。これは、精神的にとてもパワーを要することなので、「人生の目的」をじっくり考えないままの人も多いかもしれません。

でも、キャリアの前半において「人生の目的」に自分なりの答えを見出すことで、その後のキャリアの方向性を考えるときに、迷いが少なくなります。「週末に時間をとって考える」「一人旅に出て自分だけの時間をもつ」などして、自分自身に向き合う時間を持つことは、簡単に「人生の目的」を見つけることはできたくても、「他人尺度でキャリアを選ぶ」「転職を決断するなどのリスクを減らす」ことには、充分に効き目があります。

「人生の目的」というと大げさになるので、自分にとっての「生きがい」を考えてみてもよいでしょう。必ずしも仕事に直結していなくても、どんなことに対して「自分が幸せと感じるのか?」を考えることで、そのキャリアを選ぶことで、自分が「幸せ感」をもって働いていけるのか?のヒントをくれるでしょう。

さらに、年齢を重ねるにつれて、自分自身が「幸せ感」を感じることにも変化をしてきます。自分の「幸せ感」の変化に合わせたキャリアシフトキャリアトランジションという視点が、キャリアの後半では重要になってきます。

 

まとめ

21世紀は、多くの人にとって、20代で仕事をはじめて、おそらくは50年以上にわたってキャリアを継続していく時代になっていきます。長くにわたってキャリアを続けるわけですから、リタイヤ後の幸せではなくて、キャリアを継続しながらの幸せがますます重要になっているといえます。

幸せなキャリア」を送っていくためのキャリア選択・キャリアチェンジにおけるのひとつの考え方として、「実現力」「移動力」「幸せ感」をご紹介しました。

自分のキャリアの方向性に迷っている方の参考になれば幸いです!

 

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